空白の青春の跡地

何もないわけじゃないのに空っぽのふりする防衛本能かよ

空虚なのではなく何かを捨てざるおえなかった情熱の跡地

真理への情熱といっしょに青春も燃え尽きてほしかったのに

生きる苦しみから解放されるためだけの自殺はダサイかよ

自死が神秘的な物へ昇華できなかったからやめただけだから

成長する希望がいつのまにやら死にゆく希望にあふれている

「心まで死んでいくことないだろう、寝れば治るよ」嘘さえ薬

みんなに「死ぬときは一緒だ」と言ってた人が一人で死んだらしい

「死ぬときは一緒だ」と言っていた君の葬式の後で飲むビール

だれもがそれを言われた理由を思い出せない「死ぬときは一緒だ」