最初から持ってかれる。学生時代の自伝的小説のように短歌が並ぶ。学校のベランダから飛び降りたりもする。非常に濃い連作短歌。いっぽうで後半に行くにつれてユーモラスになっていき私好みの大喜利的な荒唐無稽的なそんなとこ言語化するのか的な感じも並んでくる。途中車にはねられたりもする。良い。よかった。
- 休日の朝7時から一日をなぜだかあきらめてしまうんだ
- おそろしい形相をした歳月がうしろからくる 前からも来た
- 朝起きて「おやすみなさい」のメール見てそれに応える日本語がない
- 傘を振り落ちないしずくと落ちるしずく何が違ってるのでしょうか
- シューティングゲームのうまいやつが来て雨粒全て避けて帰った
上げれば切りがないやめたまたよもう。