不確定性盆休み

この道をまっすぐ行けば突き当りに海まっすぐ進めない僕

旋律もまた詩のように雄弁と気付くホコリが被るピアノとギター

靴下を脱いだならサラサラと砂掃除機までの汚れた素足

新緑の米田で風は波になるご飯になって僕らになるぞ

夕暮れが色褪せてゆくカーテンの内側では言の葉が枯れる

木漏れ日の中途半端さを数えた影影陽陽影陽陽

期待外れの夕立を通り抜け夏の夜長にすぐに来る朝

不確定性盆休みに現る仕事に殴る蹴る暴行を加える