風に自由を

風に自由を

曲作った。二週間くらいかかった。詩が割とまとまった気がするが終盤まではバラバラだった。詩が書けないと8月頭からうっすら悩んでいたのだが、どうやら日記ないしポエムを書くとたたき台ができてスタートが切れるらしい。今回は、心臓の風化を呼んだこととと松岡正剛先生が亡くなったことがスタートとなった。追悼歌にでもなるのかと思ったらそんな芸当はできるわけなくて。歌集を数冊読んだのが詩によい影響を与えていたと思う。Mix少し頑張ったけど根本的に音色がすくないので音圧とかないなかで音量を上げるのをがんばったが、むり。まじむり。Mixの本買ったので読もうね。おいさっさと読めよ。AppleMusic経由でローカルの音源をスマホで聞けるのがマジで役に立った。3,4日くらい運転中に無限ループしてたのが、いい気づきにつながった。Spotifyとかでもできるんだろうけど。もっといじってても良かったんだろうけど、お腹いっぱいになってきたので完成としてうpしたのでした。

風を閉じ込めた雲が立ち上っていく
空の天井に触れたら降りてくる
乾く汗 そのための風
そのための雲なら
僕の期待は 膨らむ

今宵 夢 夢に咲く花と 目が合えば胸に咲く花よ
目を逸せば消えてしまう その花よ
あの日の 自分を救い出すための幻なんだと
気づいても 夢の続きが終わらないんだよ


風に乗り続けた海のかけらが集まって
空に別れを告げる時が来る
濡れる肌 そのための素肌
そのための夏なら
あなたの傘も 閉じたまま

その声 その呼び声は 僕を呼ぶ声じゃなくても
すこしだけ 目があったような気がした
夏の日の終わりに咲き誇る 雲が解き放つ嵐よ
最後も 僕は僕のままでいたんだよ


この道を真っすぐ行けば海に行けるらしいから
見えない月明かりが照らすうちに見に行こかな
果てない旅路を終えて指先で消えゆく波と
ともに来た風が僕を通り過ぎゆく先の
眠りについた湖の水面に咲く花の
名前と 名を知るあなたを教えてよ

以下作詞の下書き

詩が書けないとここ一ヶ月悩んでいた。「夏風が夏めく夜に」のできにそこそこ満足し、過去曲とくらべてよく聞いている。そのせいもあり次の曲の作成にうまくとりかかれずにいた。と書いてはみたもののそんな理由で取りかかれずにいたわけではない気がする。だたやる気、集中力の問題の気がすると言う一方で、やはりトライはしていて詩が書けなくて進めないといった具合でもあった。詩が書けない。以下夏風、夏風は若者のすべてに影響された詩なので、ある意味元ネタがあるわけで。さらに最後に曲を作ってから二年ほどある中で溜まっていった、なんかいい感じのフレーズが豊富にあったわけで。詩を書く、もしくはどこかから言葉を引っ張ってくる作業をするための弾というか材料があったのでわりと詩を書くことができたのではないかと思う。思ったのでじゃあ材料あつめに行くかと最近全くといっていいほど読んでいなかった本や歌集をすこし読んでいる。大好きな「海蛇と珊瑚」の薮内先生の新作「心臓は風化しない」がちょうど発売されたのもいい後押しとなった。さらには編集工学の松岡正剛先生が亡くなり松岡先生の著作を読まなければと言うこともあった。松岡先生は僕の言語感覚の外的語彙を確かめられた人で、つまり自分の考え方が狂っているわけではない、理性的で論理的な言語運用の元、僕は僕なりの価値観や言語感覚を養うことができたのだと、判を押してくれたような気にさせてもらった人だった。14歳の僕の語彙を豊かにしてくれて、同時に理解者でもあり、悟りを開き真理を知った気になっていた僕の考えが、実はよくある陳腐な話だったということを教えてくれた人だった。本当に感謝している。御冥福を祈るばかりだ。千夜千冊を読み漁った夜を僕は覚えている。


とブログのようなものを書き出してみたら、次の詩のテーマは、千夜千冊、もしくは相対論、初めて松岡正剛を爆問学問を見て知った時のあの感情だったりでよいのではないだろうか。追悼歌にはならないが、所詮自分のための曲なので、なんかそのへんで。

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乱反射する情報に出口のない内向性は自分自身を傷つけることになる
出口などいらなかったんだ
内向性は外向性だと知った


君の呼び声は僕ではなかったのに振り向いてしまった

何度でも飛び立つ校舎 墜落

エンディングテーマとして目覚ましはある


内向性とはなんだ。外にある情報を溜め込みアウトプットしないことをそういうのだろうか
つまり、内側には外が溢れている
外しかない内側に潜むなんてなんて外向的だろうか
逆もしかり
外には誰かが放出した内が溢れている
内がたくさんある外側にいるなんてなんて内向的だろうか


同じに見えてしまったらそれはもう同じにしよう

君の虚像に理想を注ぐ

いつの日か見つかる出口 もう必要がないみたいだ だってもう外

一瞬ですべてが変わる 閉じこもりつつ開く いや境界は...いやまだ境界は...



(自分自身を救済する、これを一貫したテーマとして曲は、詩は、短歌は作られる)



対象の空洞化、リアクションテーブルの改変


ある程度社会との接続がないと閉塞感のすごい曲になる。引きこもり時代ばかりにフォーカスしては息苦しいか。自分は短歌で自然や社会との距離感の言語を覚えた気がするのでそこを使いたい。

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知って 知ってしまうこと
消えて 消えてしまうこと
見えなくなって 聞こえなくもなっても
言えるだろう まだ 癒えるだろう また いずれ 
譲れない日の記憶を
薄れないための記録を

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風を閉じ込めた雲が立ち上がってゆく
空の天井に触れたら落ちてくる
揮発する汗 そのための風
そのための雲だとして
夏の期待は膨らむ

//今日もまた言えなかったことばかりだ
//明日にはもう癒えるだろうか
//どちらにせよどうだっていい
//どうであろうと間違えではないのだから

今日もまた言えなかったんだ あ

これ以上 今以上に 僕にできることはないんだよ
ねぇ そうだろう ねぇ
君のおもかげが 暗いその影が 優しいんだよ
//ねぇ君 君のおもかげが 長い影が伸び切ったその先に
//光が溢れた
そんなつもりはないんだろうけど
もうこれ以上は 心の奥に しまっていたいんだよ
あぁ 風の色が変わってきたよ


嵐を解き放った雲に覆われてゆく
すぐに過ぎ去るそのたびにさらってく
肌を打つ雨 そのための嵐
そのための雲だとして
真夏の日差しは舞い上がる

//伸ばした指先に灯るように青い稲光
//その向こうではあいもかわらず快晴
//青い稲光を遠く誰かが呼んだ
//青い稲光に遠く誰かが触れた
//真夏の光は舞い戻る
//真夏の快晴を開く
//真夏の快晴を呼ぶ
//真夏の日差しは舞い戻る

明日にはもう癒えるだろうか あ

このまま そのままなら 僕も僕でいられるんだよ
たぶん そうでしょう
ねぇ君 君の笑顔に 僕を映すまなこに
もう映ることはないんだろうけど
またまだ 疼くその影が 膨らむたびに優しいんだよ
さあ 雨音が小さくなったよ


期待通りの夕立を通り抜けて
遠く誰かの朝が始まって
この道をまっすぐ進めば海と知って
どうやら僕には遠すぎるようで
悲しくも大人しく家路に戻って
//夜闇に吹き抜ける風が月色で
//光を閉じ込めた雲が影を落として
//落とし物として朝まで預かっておくよ
夜 雲の影を拾って 朝になったら返して
雲の影を拾って月に返して
明日の風として出会えたら
ぜんぶぜんぶまちがいじゃないんだって
そう思えたら

//昨日だってぜんぶぜんぶまちがいじゃないって知ってたのに

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風を閉じ込めた雲が立ち上っていく
空の天井に触れたら降りてくる
揮発する汗 そのための風
そのための雲なら、だとするのなら
夏の期待は 膨らむ

//今日もやってきたみたいだ
//そうか もう どうでもいいんだよ

//これ以上 それ以上は 
今以上 これ以上は 僕にできることはないんだよ
ねぇ そうでしょ
//この道 あぜ道の先は 巡る人波の果ては
//すべてを飲み込んでさらっていってしまって
//この意味 意味を持ち続ければ いつかの出会う間違いは
この意味 意味にこだわれば いつかの出会う間違いは
たぶん どうしょうもないけど
その声 その呼び声は 僕を呼ぶわけじゃないけど
いつも 振り返ってしまうよ
言葉の 音と記号と 意味を分つこともしなくていいんだよ
ほら そのままにしておこうよ

//雨を抱えきれない雲が解き放たれていく

雨を溜め込んだ雲から溢れこぼれていく
氷は形を失いつつ落ちてくる
//少し雨宿り 続いて誰か
//続いて目が合えば
//真夏の夕暮れに 目が眩む
//濡れる髪 また違う景色
//そのための雨ならば
//真夏の日差しは 舞い上がる

//風に乗り続けた雨もやがて降りるようで
//少し大きくなって行くべき世界を見下ろして行く

風に乗り続けた氷も少し大きくなって
空に別れを告げたら降りてくる
現る雨 そのための旅路
そのための重力なら、とするのならば
//真夏の素肌を 差し出す
//真夏の予感に 身を任す
真夏の距離感が 狂い出す

風に自由を

風の自由をその身を解き放つ時
その身の自由を解き放つ時
肌を打つ雨 そのための重力
そのための自由とするのならば
真夏の日差しは空に帰る

嵐を解き放つ雲に覆われていく
空の青さは灰の向こう側へ
肌を打つ雨 そのための温度
そのための真夏なら、とするのなら
風に自由を

//いつか 目をそらしたままの 瞳
明日には癒えるだろう

今宵夢 夢に咲く花と 目が合えば胸に咲く花よ
名前はないけれど
ねぇ 日々 ありふれやしないから 変わりゆくものを見逃せないから
それくらいしかできないから
さあ 昨日 積み重ねた 異差が形を成すように
願うくらいはいいだろう

歩き疲れるくらいなら別にいかなくてもいいかな
この道を真っすぐ行けば海に行けるらしいけど
あの日の欺瞞と疑念に導かれた先で立ちすくんで
けしてばれない嘘を知って強くなって
ありもしない真実みえない霧に包みこんで
眠りについた湖の寝息に耳を澄ます花の
名前を教えてよ
どうか僕にだけ教えてよ

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風に自由を!

マジックワードをこれにしよう。風を感じるここ一ヶ月、特に今日だった。最初の松岡正剛インスパイアななにかをテーマにしようとして、どうなった。ほぼテーマ風になったな。積乱雲、入道雲に強い影響を受けている。夏だけ、夏だけだろうか。こんなにも雲がコントラストが美しいのは。それともやはり暑さを中和する風や雨をもたらす、主に風、ことにおおきな期待を寄せているからだろうか。もしくは日陰、曇り空、太陽を覆い隠すことを期待しているのだろう。

使いたいフレーズ
- 風を閉じ込めた
- 風に自由を!
- 嵐を解き放つ
- 今宵夢 夢に咲く花と 目が合えば胸に咲く花よ
- 今以上 これ以上は 僕にできることはないんだよ?
- (前フリに雲を風を語りつつ)(風と雲への感謝喜びのような感覚的な)そのための夏?風 そのための雲

意外とないな。ただ風と雲と風に自由をとではテーマがたりないので、最初のテーマも使いたい。情景と感情、編集、構造、連想、連想の組み換え、遊び、二元論の相互再帰性、同じ言葉を同じ意味のようにしかしタイムラインの表現でもある、、、

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風を閉じ込めた雲が立ち上っていく
空の天井に触れたら降りてくる
乾く汗 そのための夏風
そのための雲なら
僕の期待は 膨らむ

//いつも 日影で待っているよ

今宵夢 夢に咲く花と 目が合えば胸に咲く花よ
目を逸せば消えてしまう その花よ
あの 日の 自分を救い出すための幻なんだよ
いつかの 夢の続きが終わらないんだよ
さあ 今 これからなんだよ 言葉は風になれるんだよ
小さな 歌の中にも 雨が降るんだよ

風に乗り続けた雨粒も少し大きくなって
空に別れを告げる時がやって来る
濡れる肌 そのための素肌
そのための夏なら
あなたの傘も 閉じたまま

//いつも 木漏れ日さえ眩しくて

今以上 これ以上は 蜃気楼さえ揺らぐ距離は
ねぇ そうでしょ ねぇ
あの 日々 忘れたころに 再び夢に描かれて
目が覚めても 思い出すように眠りに落ちて
その声 その呼び声は 風にかき消されようとも
聞こえるよ! 振り返るよ 合図を送るよ

この道を真っすぐ行けば海に行けるらしいから
白昼の月明かりが見えるうちに行けるとこまで行こかな
果てしない旅路を終えて足元で消えてく波と
ともに来た風よ僕をすり抜けるゆく先の
眠りについた湖の水面に咲く花の
//名前を教えてよ 僕にだけ教えてよ
名前を教えてよ 名を告げる風あなたの名前も教えてよ

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心臓の風化を読んで、同じ単語を何度も使ってもいいというような気がしてきたので、雲、雨、風などを何度も使えた。これだけで詩の自由度がかなり上がり視点の移行や構造を描きやすくなった。前回と同じようにバラバラな箇所がいくつかあるような気がするが、小説を書いているわけではないのでまぁよしとしようかというか、連想近隣性にこだわると詩が狭くなりがちな気もする。風に自由をというフレーズを活かす詩にあんまりなってない気がする。もともと自由なイメージが強い風を十分不自由付けできていない。風の仕組み的に気圧や自転によって存在してる側面が強いので特に自由ではないはずなんだがな。肉眼には見えにくい者が司っているというのが自由を錯覚させるのだろう。つかさどらられている構造に気付来にくいのだろう。では、風に自由をというのは誰から?何から?簡単なところでは人の認知構造からか。地球から太陽からといってみたところでそれを描けない。思いつかない。

作曲技術的要求によりサビを12小節から16小節にしたいが、むりぽなので8小節にするってわけ

ベースpan幅振りすぎ。イヤホンで聴くとやり過ぎ感がわかる。ボリューム足りない

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風を閉じ込めた雲が立ち上っていく
空の天井に触れたら降りてくる
乾く汗 そのための風
そのための雲なら
僕の期待は 膨らむ

今宵 夢 夢に咲く花と 目が合えば胸に咲く花よ
目を逸せば消えてしまう その花よ
あの日の 自分を救い出すための幻なんだと
気づいても 夢の続きが終わらないんだよ


風に乗り続けた海のかけらが集まって
空に別れを告げる時が来る
濡れる肌 そのための素肌
そのための夏なら
あなたの傘も 閉じたまま

その声 その呼び声は 僕を呼ぶ声じゃなくても
すこしだけ 目があったような気がした
夏の日の終わりに咲き誇る 雲が解き放つ嵐よ
最後も 僕は僕のままでいたんだよ


この道を真っすぐ行けば海に行けるらしいから
見えないの月明かりが照らすうちに見に行こかな
果てしない旅路を終えて指先で消えゆく波と
ともに来た風が僕を通り過ぎゆく先の
眠りについた湖の水面に咲く花の
名前と 名を知るあなたを教えてよ