WATCHMEN

#1 『今は夏 氷が尽きそうだ』

#1 『今は夏 氷が尽きそうだ』

  • 発売日: 2020/01/01
  • メディア: Prime Video
 

 

Amazon Primeスターチャンネルに加入してウォッチメン一気見した。
YoutubeのタイムラインにCMが流れてきて、これは良さそうだぞ、と期待していた。
しばらく前から見られるようにはなっていたが、なかなか手が付けられなかったが、
コロナ渦のせいで仕事が少なくなってきて、暇ができてきたので、ようやく見れた。


人種差別とSFを軸に据えたシナリオで、黒人女性の屈強な元警察官が主人公だ。
主人公たち警察官ないし自警団は、マスクで顔を隠す。
白人至上主義のテロリストから、身元を隠すためだ。
このマスクが、しょぼいアメリカンコミック的ヒーロー感を漂わす。
しかし、表面がミラーになっているタイツを被った、ルックンググラスないしミラーボーイは、よい不気味さがある。
人種差別に怒りを感じた黒人青年が、目元だけを出したマスクをかぶり、マスクに隠れてない目元を白く化粧し、ヒーローになる。
目が吊り上がったアジア系の女性が、目元を白くして、天才科学者とし暗躍する。
黒人の主人公は、目元をさらに黒く塗り、黒のマスクをつけ、警察として活躍する。
白人至上主義のテロリスト達、ロールシャッハは白のマスクに黒のロールシャッハ模様を書いている。
しまいには、全身ブルーの神が出てくる。


UFOかと思ったら、普通の人間の乗り物だったり、不気味なマスクマン達はただの人間だったり、
SFか超能力を期待したポイントで、特にそうでもないことが出足をくじいた感がある。
しかし、その前振りの上で、超常現象もしっかり織り交ぜており、緩急が楽しい。
イカの雨が降ってきたり、謎のじいさんが異世界でクローン囲まれていたり、
ルーマンが巨大化してベトナム戦争で無双してたり、
ちゃんとSF。


終盤の収束具合がよく、気持ちよく終わった。
同時に見た、ウエストワールドシーズン3より面白かった。