短歌
やがてくる悲しみが今日やってきてちゃんと悲しむみぎわのひとみ 三日月も欠けたまま静かに沈むそのうち満ちて僕もそのうち ドライフルーツの噛めば溢れるもうドライじゃないフルーツの果汁 もう氷しかないアイスカフェラテを飲み干して氷も砕く冬 この空を…
もう朝の風が冷たく日陰より日向がうれしくなってきて秋 夏は昼冬ならば夜春秋は夕、悠々と帰る午後五時 水溶性の夕暮れに染まるビル 夕立で綺麗に夜になる 紅葉の紅ひとひらを残す木のカラリと落ち葉踏み鳴らし行く 片耳のイヤホンを外し聞く話 両耳で聴く…
「踊れー!」ない人もいたんだろうかサカナクションロックインジャパン iDとedyを間違われまいと私が強調するiのアイ コンビニの支払いは(ディーはDのディー)あ edyじゃなくてiDです 葬式に出ないと罰が当たるって婆ちゃんはそんなことはしない 雨を待つ …
この道をまっすぐ行けば突き当りに海まっすぐ進めない僕 旋律もまた詩のように雄弁と気付くホコリが被るピアノとギター 靴下を脱いだならサラサラと砂掃除機までの汚れた素足 新緑の米田で風は波になるご飯になって僕らになるぞ 夕暮れが色褪せてゆくカーテ…
寝る前から寝ぼけていた僕ただは夢と知らずに夢を見ていた 休日はどこへ行くにも向かい風人がいない方へ行きたくて 1年履いて履き替える靴がもう二組残る玄関の隅 ただ今日は雨を歩ける靴じゃない開いた傘はすぐに閉ざされ コンビニにちゃんとあったよcoolis…
立ち止まり下を向いたら水たまり羊雲一面流れてた モスバーガー白 Tいつも汚すけどちゃんと綺麗に落ちるのならば これまでが光り輝きこれからを照らしだすこと祈っているよ 初夏よりの日差しの熱は春風に奪われていくこと嬉しいよ 花言葉君が言うならそれで…
青空が青めく朝のまばゆさに何度も閉じてゆく瞼見る 満開の桜流しの雨が降るいつかの君を待つ汽水域 思い出を思い出してただけだった規則正しくばらばらになる 繰り返すまたもや桜繰り返す変わらないまま変われるように 信号が青に変われば走りだす前の車に…
30代始まった。何一つ変わることなく体がぼろぼろになっていくのをただ眺めていた二十代後半が終わり、終わったところで同じように同じことが始まった30歳だ。真っ暗な未来に向かってうつむきながら少しずつ寝返りを打つかのごとく進んでゆくのだしらんけど…
雑光の中に現る幻と飛び立つ魚波打つ水面 オレンジのサングラス掛け見上げればずっと夕暮れ暮れることなく 流れ星のように消える願い事ほんとにそれでいいんでしょうか 水鳥の鳴き声にまだ意味を問う眩しいせいで目つきが悪い 君のためのパーティーだ楽しも…
如月の岸辺で待てばまばゆさは雪の陰影冬の有限 この空は誰の願いを叶えるの?誰も誰かは知らなくていい 今もこの瞬間だけを指し示す時計刹那に照らす雷雪 千年の命が尽きる雨上がり風が吹く方へ広がる陰 夕暮れにすべてが無駄になっていく今日も空が青かっ…
夕暮れの前後の赤の多彩さのどれを思いだせば君の頬 風音と波音を消すアラートにかき消されてく僕の存在 ぐらぐらと恐怖沸き立つゆらゆらと水面を撫でる初日の入り 目を細め歪めて映す光だけ識別すべくレンズを拭いた 欲望に手つかずのまま冬休み終わる夜に…
秋空に取り残された夏の曇夕立の匂いがした直後 ポケットにしまったままにした夕日すごい洗濯機光ってたよ アスファルト蜃気楼もう見えなくてもう見えない向こう側の夏 許せないあの日の自分許したしお前の金のこととかついでに 立冬に残暑と言うような日差…
夏風が君の呪いを祓えない徒花と咲き散りゆけば青 田園に夏の稲穂は生命の小さき世界の帳として 雨音を遮るために傘を差すただ回り続ける公園へ 雲間からまばらにそそぐそのひかりすべてがきみを無理やり照らす 生ぬるい雨の匂いがしてきたら夕立ちは去る僕…
いつまでも売り切れのままの自販機はミイラ製造機だったよさよなら 終わりまで増えていくだけの年齢がもう歩幅より早く増えてく 閃きは眠気の中で瞬きて忘れることを約束されてる 終着を眼に映す来た道をとぼとぼ帰ることはもうなく 夏風に歌心ゆれ僕はただ…
まぶたには昨日を写しひとみには今を映したひかりのゆくえ 斜陽にはひとみを焼いた罪があり裁くべき朝日と夕日 焼け焦げた肌を流れる水分を涙と詠んだり汗と呼んだり 汗ばんだ体を撫でるシャワーだけ だけですました湯船空船 いつまでもゼルダは救わずマップ…
何度でも水面を撫でるそよ風がさざなみとなるざわめきとなる 木陰には誰かが捨てた氷菓子を包んだままの氷菓子だ 駆け上がることもできない垂直に近い堤防に阻まれてる 同じ道ずっと工事をしてるからずっと同じに維持する工事 夜闇暗がりあなたにはわからな…
焦燥感だろうか。ずっと同じこと思ってる。ずっと同じことここに書いて今からまた書こうとしてるのでいやになってきた今この瞬間の改行。 転職したい。今の仕事やめたい。引っ越ししたい。どうすればいいのだろうか。明確に明確だ。それがなぜできない。それ…
やめてくださいしんでしまいます。 スプラ熱が冷めてきた気がする。XP2000でもう無理感。ガチマよりサーモンランをよくやるようになってきたのでこれは終わりの兆候であろうと。もっとうまくなりたい気もするが、他にもなにかわからないなにかをやるための空…
最近、スプラの配信見ることが多くて、好きなプレイヤーが20前後の子が多い。今日も「だめだこりゃ」が口癖の自称おじさんが19であることが判明し、まぁどうせそのへんなんだろうとは思っていたけど、軽くショックを受けた。バイトがどうとか言ってたからワ…
ありのままでいなくちゃとおしつぶされておとなになったよ 川の音と和音を鳴らす立ちションをしてるじじいを隠す軽トラ 明日には忘れてしまうことになるなると願って目を閉じている 形にも影も形もない日々をひかりのふりしてすごしていたと 向こう側に海が…
虚妄には咲き乱れゆく花があり飾ることなく忘れ去りたい 向き合った自分らしさはごみの日に捨てたしごみ箱は狭まかった 憧れの彼方に消えた思い出の人 夢で見た思い出の人 明日の空は何色になるでしょうか?天気予報は色では言わない 何事もないはずなのに何…
僕と俺 感謝して理性確かめ軽蔑で本能に飲まれる僕でした 出る俺を自ら叩く俺が今仕事辞めたい俺叩く今 願いつつ祈りつつこの言の葉はオリーブの葉となりつつあって まばたきで始まる未来少しでも遠ざけるため開かずにいる 世のため人のため僕のためだった …
すっかり短歌やってないんだけど、こっちに去年のをログっておく。 1月 2月 頬つたう流れてどうか心まで誰もがきっと気付かぬように 3月 誰がためにほうきで掃いた星屑はかなわぬ願いの後片付け ふつうとはあなたのことをいうんだよぼくのことではないはずな…
読んだ。ほんとに工場努めの話。
思春期のマインドのままに年を取る よい記事だ一年前の俺。おぼろげに俺の暗黒面に社会還元性を付与して社会参加していくぞという目標があった。この一年毎日短歌を一日一首詠んでいた。それがそれにつながっていた気がする。 が、最近一日一首ノルマをサボ…
読んだ
読んだ
歌壇に投稿しようかとか思ったけど、条件として未発表作品であることが多い。毎日一首作ってはいるがそれを毎日noteへ流してしまっている。去年5月からの日課になっているのでそれはそれでやめたくない。なんやかんやでnoteを通してなんやかんやである。そん…
また読んだ。歌集の感想文は書けない。書くだけ野暮になるのでげんなりするような気がする。 ぼくの背のほうへ電車は傾いて向かいの窓は空だけになる イメージ、僕以外そんなことにも気づかない僕だけの景色、世界 完全に止まったはずの地下鉄ちょっと動いて…
すぐぼろぼろになりそうな質感の紙で閉じてある。