さざなみはざわめき

何度でも水面を撫でるそよ風がさざなみとなるざわめきとなる

木陰には誰かが捨てた氷菓子を包んだままの氷菓子だ

駆け上がることもできない垂直に近い堤防に阻まれてる

同じ道ずっと工事をしてるからずっと同じに維持する工事

夜闇暗がりあなたにはわからないきゅっと眼を引き絞りつつ

僕だけが僕を救えるはずでした風の岸辺で諦めがつく

流れくる雲が名前で呼ばれてて名前あるやつだいたいやばい