2024-01-22 初日の入り 短歌 夕暮れの前後の赤の多彩さのどれを思いだせば君の頬 風音と波音を消すアラートにかき消されてく僕の存在 ぐらぐらと恐怖沸き立つゆらゆらと水面を撫でる初日の入り 目を細め歪めて映す光だけ識別すべくレンズを拭いた 欲望に手つかずのまま冬休み終わる夜に言い返せない 落ちてくることを期待し追いかける落ちてくることなく諦める 誰しもが必ずいつか消えていく推しは推せるときに推し尽くせ 抜け殻の様な言葉を伝えても体はいつも動かないまま