ある日突然七月になる六月

いつまでも売り切れのままの自販機はミイラ製造機だったよさよなら

終わりまで増えていくだけの年齢がもう歩幅より早く増えてく

閃きは眠気の中で瞬きて忘れることを約束されてる

終着を眼に映す来た道をとぼとぼ帰ることはもうなく

夏風に歌心ゆれ僕はただずっとまえからいやだったんだ