時計は今しか指さない

如月の岸辺で待てばまばゆさは雪の陰影冬の有限

この空は誰の願いを叶えるの?誰も誰かは知らなくていい

今もこの瞬間だけを指し示す時計刹那に照らす雷雪

千年の命が尽きる雨上がり風が吹く方へ広がる陰

夕暮れにすべてが無駄になっていく今日も空が青かったことも

探したら見つかる場所を思い出と言うんだ いつもここで待ってるよ