今日はまだあなただけを知らない 今日初日の入り見に行きませんか
歩き疲れるくらいなら別に行かなくていいかな言えず僕も行く
三日ほど開けない夜に乗り込んで星は回るか月は沈むか
灰になるを眺めきって火柱の熱が素顔に瞳に残る
いつ死んでも後悔や悔いが残る日々を楽しく過ごしているよ
疲れ切ってた帰り道この夜を美しいとこぼしてしまった
朝焼けも夕暮れも同じ太陽ですが今日はなんと特別に
空の画家何を描いてるでもなくてあの日と同じ空を待ってる
散歩中てくてくあるいていくいぬが暇って言った確かに言った
新月がきれいですねと言う時の涙をたどり瞳に海が
思い出は思い出すたび消えていく無かったことを付け加えつつ
空の画家夜空は描かぬ主義らしい宇宙を見ないこの星の画家
散りながら淡墨桜咲いている100年かけて散りゆく人は
無駄にした時間の灰が降り積もる昔は夕陽が嫌いだった
ただひとり星が輝く訳を知る人がやんわりふられる夜に
君の目に僕が映った遠い日の続きがもっとあふれそうだったのに
あなたからあなたへ届く小包を抱えて僕はチャイムを鳴らす
掃除機に吸われていった僕達のかけらは燃えるゴミの日に燃ゆ
今はただ詐欺師となってあなたにはあなたを好きになってもらいます
5月 知ってしまえばもう戻れないあなたはあなたの生まれ変わり
嘘も本当も同じだと僕は本当に思ってた 黙って生きる
風吹けば飛んでくような人生に紙ひこうき送るそよ風を
初夏をはつなつと言うことを知らない人が知ってゆくはつなつ
過日、死を願いましたね50年後もそう思えるといいですね
夜は夜という名前を気にいっているのだろうか 白木蓮も
仄暗き水面の上であふれでる感情これは真水の涙
開けない夜が本当の夜に沈んでいく宇宙は未だ膨らんで
八月の終わりに僕はすこしだけ死にたくなった子供に会った
入道雲へ入る道お帰りの際は涙になってください
流れ着く涙が満ちる湖の水底に月眼底に月
田園の水面眩しいままが良い左に斜陽右には斜陰
あなたから孤独を奪うその人はあなたに何を与えるのだろう
新しい街には新しい風が吹くいつもの街でいつもの風待つ
秋の始まりにいるのか夏の終わりにいるのかを決める半袖
木洩れ日が私の影を映す時初めて私は僕に気付く
稲穂に火を放てば秋になること 冬はふとゆでふゆになること
明日は休みかと思ったらまだ月曜日だった 出社するニート