渡部昇一・日本史を読んだ

渡部昇一・日本史

とても読みやすく、珍しく数日で読み終わった。 振り仮名があるとこれほどに読みやすいのかと。自分漢字読めなかったのかと。 歴史上の人物はアクロバティックな名前付いているので読むの難しい。 フリガナ マイフレンド。

保守論客の代表格である渡辺昇一の日本史観である。 そうですねって感じで、読んだ内容忘れた。 本って読み終わると忘れるし、一ページめくるたびに忘れるので、 読んでもあまり意味ない。 いつか、点と点が線になってくれることを祈って読書する。 そもそも読んでいる内容こそが、著者が描いた線である。 読者は点、著者は線、本は面。 つらい。

元寇怖いという印象。地政学的に恵まれている日本の対侵略戦争。 なんとなく朗らかな内戦の様相を呈していたところへ殺伐としたやばいやつ。 セーフティーがないのよね。妊婦の腹切り裂くとか悪魔かよ。 倉山満のウェストファリア体制の本に、戦争と殺し合いの違いが書いてある。 その違いを分けるのが、国際法。 日本人同士で戦争している分には、ウェストファリア的な最低限の殺し合いのモラル がありそうではあるが、モンゴル帝国とではそれがない。 日本人同士だからといって、痛切なことがないわけではないが。 神風ありがたい。